こんにちはー、ひーろちゃん!です
前回は、シクロクロスのルールやカテゴリー区分についてお伝えしてみました。
ところで、シクロクロスバイクってどんな自転車かご存じですか?
📣知らん!
ですよねぇ~...。 いやぁ、でも少しくらいわぁ~...
📣知らん物は知らん!
ヽ( ̄д ̄;)ノ=3=3=3 ヒィーーーッ !
まぁ現実としては確かにそんなもんです(笑) 自転車やってる人でも、シクロクロスの自転車は良く分からないと言う人達もたくさんいます。
そこで、今回から機材編と称して、シクロクロスで使われる自転車がどんな自転車なのか、またどんなパーツなんかが使われているのか。そんな話を何回かに分けてお届けしてみようと思います。
今回は、
- シクロクロスバイクの概要
- フレームの設計と特徴
についてお届けします!
シクロクロスバイクの概要
まずはシクロクロス用の自転車がどんな物なのか、主な特徴から書き出してみようと思います。

- 見た目はロードバイクにそっくり
- タイヤは太目でゴツゴツしている
- 泥つまりしにくいタイプのブレーキ
- パーツはロードバイクとほぼ同じ(流用可能)
パッと見の見た目から分かる特徴と言えば、ざっくりこんなものでしょうか?
元々の発祥がロードバイクからの派生(語弊があったらごめんなさい)なので、見た目がそっくりなのも頷けます。って言うか、そもそもシクロクロス発祥当時はマウンテンバイクなんて物はありませんでしたから当然と言えば当然ですが…。
ロードバイクを流用してオフロードを走れるように改良された事から、現在でも使われるパーツの多くがロードバイク用のパーツだったりします。ただし、ブレーキなどの一部のパーツは泥つまりや故障の原因になる為、マウンテンバイクと同じパーツも使われたりします。
フレームの設計と特徴
自転車その物がそっくりという事は、フレームその物もそっくりと言う事に変わりはありません。
ですが、ロードバイクとシクロクロスバイクの担う目的の、大きな違いって分かりますか?それは、
ON-ROAD or OFF-RORD
この一言に尽きるかもしれません。もちろん、それぞれがそれぞれのシチュエーションで走る事も可能なケースは多々あります。しかし、主目的とすればここは間違いない部分かと思います。
では、未舗装路を走るために与えられたシクロクロスバイクならではの特徴(ロードバイクとの違い)を挙げてみましょう。
- 大きい(広い)クリアランス設計
- 太いタイヤが装着可能な設計
- 泥が詰まりづらい設計
- ボトムブラケット(BB)位置が高めの設計
- BBとはペダルが付いているクランクの軸が収まる部分の事
- 高めに設定することで障害物に当たりづらい
- 反応が速くなる(ちょっとマニアック ^^; )
- ホイールベースが長め
- 前後車輪の軸と軸の間の距離の事
- 長いと直進安定性に優れる(逆に短いと小回りが利きやすい)
- 不安定な路面で走る為の設計
- 肩に担ぎやすい設計
- スローピングが少ない(ググって下さい ^^; )
- 前三角部分が広め(腕や肩を入れやすい)
- パーツの取り回しがオフロード向き
- ワイヤー等のガイド(取り回し)がオフロード向き
- 泥つまり対策
- 頑丈なつくり
- 素材なども含め、壊れづらい造りと設計
- 不整地からくる路面からの負担が大きいため
こんな感じでしょうか。見た目はロードバイクと変わらないのに、意外と細かいところで全然違ったりします。自動車でも、サーキットとラリーを走る車が違う事と同じことですね!そういう意味では、
ロードバイク:サーキットカー
シクロクロスバイク:ラリーカー
ざっくりこんなイメージでしょうか?
余談ですが、、、
シクロクロスバイクにオンロード用の車輪とタイヤを履かせ、道路や街中を走る事ももちろん出来ます。
例)
- 夏場はロードバイクの代わりとして、オンロード練習に使う
- その丈夫さからバッグなどを備え付けて旅やツーリングを楽しむ
- 通勤からツーリング、レースまでを1台で楽しむ
シクロクロスバイクと一口に言っても、実は守備範囲が非常に広いのも特徴であったりします。また、メーカーもレース専用設計ではなく、幅広く使える設計のシクロクロスバイクを用意している所もあります。
また、最近では
グラベルロード
なんてジャンルが日本でもだいぶ確立されてきました。この辺の事はまた改めての機会に書く事としますが、最近では上記目的で使われる方の多くは、このグラベルロードを選択する傾向が多くなってきています。シクロクロスのレースで使う人もいます!
今回はここまで。次回はシクロクロス車で使われる、
- タイヤ
ブレーキ
について、書いていこうと思います。
まったねー(*^▽^*)ノ))