こんにちはー、ひーろちゃん!です。
早速ですが、シクロクロスという競技をご存じですか?
それは簡単に言うと、
ゼェゼェ ハァハァ
しながら悶え苦しむ競技です(笑)
「真面目に説明せぇ!」と本気で怒られそうですが、ほぼその通りです(笑)
今回は、シクロクロスの詳しい説明はちょっと置いといて(なんで質問振った?w)、私とシクロクロスの出会いとキッカケについて書いていこうと思います。
結 論
今回も結論だけ先に書いておきましょう!
ひーろちゃん!がシクロクロスを始めたキッカケは、、、
全日本選手権9連覇のレジェンドバイクで
盛大にコケたから!(笑)
運営スタッフとして召集される
実は、私とシクロクロスの出会い自体は、ロードバイクに乗り始めてから、意外と早々にやって来ました。ロードバイクを初めて1年ぐらいが経ったときです。
ある日、いつものお店に行くと店長から
「シクロクロスレースのお手伝いしませんか?」
と言う、謎のお誘いが…。当時シクロクロスなんて殆ど知らなかった自分は、正直興味は無かったが(笑)、お世話になっている店長のお願いでもあるし、一応二つ返事でOKした。その時はよく知らなかったのだが、当時そこのお店とそのお店を拠点にしていた実業団チームがオーガナイザーとなり、シリーズ戦の内の1レースを担っていた。
考えてみれば、レースには出ないくせにそのチームには何故か在籍していた自分は、今思えば当然ながらの召集であった訳である(笑)
運営スタッフとして目の当たりにしたシクロクロス
運営スタッフとカッコイイ事書いてるが、完全にただのお手伝いさんである(笑) レース当日は、受付やったりゼッケン回収したりと何かと忙しく、はっきり言って
全っ然楽しくない!
そんな中、少し自分の持ち回りの仕事が落ち着いて、少しレースを観戦してみた。
は?
いやいやいやいや、ありえねぇーし!
自分の目の前には、高さ30~40cm、横幅2mはあろうかという謎の木製の板が2連続。その直後に追い打ちをかけるがごとく20段くらいの階段があった…。
その状況だけでも謎なのに、さらにそこを選手が自転車を降りて担いで障害物を超え、階段を駆け上がっていく…。
はぁ~っ?
とにかく、どこか異世界に来てしまった様な感覚もあり、選手が全員人間とは別の生物に見えた。しかし、マウンテンバイクのプロ選手が会談で膝に手をついて死にそうになってるのを目撃したら、やっぱり人間だと理解した(笑)
ただ、これを見た瞬間、
自分はこんな競技絶対やらない!
そう固く心に誓ったのである。
全日本選手権9連覇🏆のレジェンドシクロ講習会
それから数年間、毎年のように運営スタッフとして召集され続け、同じ様にお手伝いをしていたのだが、
一回たりともやってみたい!
と思った事は無かった(笑)
ところがある日、お店のスタッフさんからシクロクロス講習会なるお誘いを受けた。今だからはっきり言おう。その時の気持ちは、
い・や・だ !
しかし、そのお誘いには釣り文句があった。
「全日本チャンピオンが講師です!」
はい。腹をすかせた釣り堀のニジマスが如く、あっけなく釣られました(笑)
全日本選手権9連覇🏆のレジェンドバイクをお借りする
講習会当日、世界の舞台でも戦ってきた日本の自転車界のスーパースターが目の前にいる事が不思議でならなかった。
自転車の世界は、サッカーや野球と違い、プロやエリート選手との距離が非常に近い。そうは言っても、その様な選手と接する事が初めてな自分は、テンションマックスど緊張状態だった(笑)
参加人数に対してバイクが足らず、自分はほかの人と交代で乗ったり見てたりしながら講習を受けていた。その時、
これ、乗りな!
恐らく全日本選手権でも使われたであろう、黒いスチールフレームにANCHORの赤い文字が光るバイクを差し出してくれた。
いやいやいやいや、むりむりむりむり
そんな恐れ多くて乗れないですと、めっちゃ遠慮したが、
「気にしないでガンガン乗りな!」
はい、お借りしました(笑)
これまでオフロード走行の経験がほとんど無かった自分は、何だか新鮮な感覚を味わうとともに、なんとも言えない面白さに惹かれ始めていました。
そんな姿を見てくれていたレジェンドは、
「いいセンスしてるね!シクロクロスやってみたら」
恐らく講習会故のお世辞であったろうと思いますが、嬉しくて完全に調子をこき始めていました。
で、講習会も終盤に差し掛かろうとしたときです。
全日本選手権9連覇🏆のレジェンドバイクで宙に舞う
最後にシケインと呼ばれる、いわゆる板状の障害物を超える練習をしている時でした。
褒められて完全に調子こいている自分は、次の瞬間
ガンッ! ガシャン!
何かに躓いた様な引っかかった様なで、気が付くと前転して吹っ飛んでいました…。
一瞬何が起きたか分かりませんでしたが、はっ!と思いバイクを確認。ブラケットと呼ばれるハンドルについているパーツがぐりんっ!と横を向いていました。しかも付いていたのは、当時発売されて間もない電動タイプのしかもトップグレードのお高いやつ…。
終わった…
それまでのテンションはどこへ行ったのか、どうやって弁償しようか考えながら(笑)、トボトボとレジェンドの元へ。「ごめんなさい。大事な自転車を壊してしましました…。」今にも泣きそうな自分だったのですが、ふとレジェンドの顔を見ると、なぜか笑顔でした。
ヒィーーーーーーっ(;゚Д゚)
しかし、次の瞬間自らのこぶしでガンガンブラケットを殴り始め、あっという間に元通り。その様子をあっけにとられて見ていると、
「こんなのこーすりゃ元に戻るから(笑)」
引き続き自分は ( ゚д゚)ポカーン
そんな自分を見てレジェンドはこう続けてくれました。
「これがシクロクロスだよ!ロードバイクに比べて簡単に転ぶ事もたくさんある。でもその分転ばずに上手に走れた時の嬉しさは比にならない。シクロクロスは自転車を走らせる基本がたくさん詰まっている。レースでなくても、君が好きなロングライドにも凄く有効だ!
是非シクロクロスやってみない?」
一字一句この言葉通りだったかは、はっきり言って覚えてないが、この様なニュアンスの事を言われた事ははっきりと覚えている。
レジェンドのお言葉で、レース参戦を決意!
これまでレース志向という訳でもなく、ロングライドやサイクリングと言った事を基本に楽しんできた自分だった。が故、当初レースと言われてピンとこない部分もあったのだが、あの日講習会で練習した内容が面白かったこ事と、よりロングライドを快適に楽しく走りたいと思っていた自分は、
シクロクロスレースへの参戦を決意!
実際は翌年のシーズンからの参戦となるのでしたが(だって、シクロクロスバイク持ってなかったからw)、いずれにしてもあの日の出来事は、再び自分の自転車ライフに大きなターニングポイントをもたらしました。
その後、暫くしてシクロクロスバイクを手に入れ、

一人コソ練を重ねていきます(笑) そして、翌年のシーズンインと同時に初参戦。超絶ど緊張の中、スタートを迎える事になります。
その後の私のシクロクロスライフはまた機会があれば!
ただし、あの日の開幕戦。スタートの合図が鳴った瞬間、私はシクロクロスの魅力に飲み込まれ、未だに脱出できないシクロ沼にハマってしまっています(*^^*)
今回の締め!
今回も、何だかグダグダと書いてしまった印象が否めませんが…(笑) 改めて思い返してみると、自分の自転車ライフにはいくつかのキッカケやターニングポイントが存在してるんですよね。
正直、レース志向では無かったと書きましたが、正直まったくレースに興味が無かった訳でもありませんでした。しかし、自分になんかレースなんて恐れ多いという思いや、周りにたくさんの強者もいたせいで、とてもレースで走れるレベルになんか無いという思いもありました。
ところが、実際にレースを体験してみると、意外と自分が思っていた印象とは違ったんですよね。一つのキッカケでシクロクロスに出会え、レースの魅力を知ることが出来た。一方でもっと早くシクロクロスにチャレンジできるチャンスがあったにもかかわらず、もったいない事をしたなという思いもあります。レジェンドに会えた日の次の日でも、お店に頼んでシクロクロスバイク借りるとか(あったかは知らんがw)して、すぐにでもレースに参戦していれば、もっと早くシクロクロスの本当の魅力に出会えたのかな?なんて思ったりもします。
やるかやらないか。
ずるずる引きずって考えていても何も変わらない。勇気をもってチャレンジしてみると、実はその先には知らない面白い事がたくさん隠れているんだよな!と、改めて考えさせられます。
だけど、難しいんですよね!そういう判断って。偉そうに言っても、自分も苦手ですから(^^;)
という訳で、最後は自分に言い聞かせました(笑)
今回はここまで!
まったねー(*^▽^*)ノ))